LVMHグループに属するウォッチブランドが新作を発表する、「LVMH ウォッチ ウィーク 2023」。1月にシンガポールで開催されたこの今年最初の時計展で、「ゼニス」は女性の手首にもマッチするニューサイズ＆綺麗色ダイヤルの“デファイ スカイライン”をリリースしました。本格機械式時計であると同時に、スイスの名門マニュファクチュールならではのエレガンスもあわせもつこの新たなラグジュアリースポーツウォッチの魅力を、ウォッチ＆ジュエリージャーナリストの岡村佳代さんがお届けします！

いい意味でこれまでのブランドイメージを覆す、この綺麗色ダイヤル！ 「ゼニス」の人気コレクション“デファイ スカイライン”に、ケース径38mmという新たなサイズのモデルが加わりました。

ゼニス 50th エル・プリメロ アニバーサリー A386 REVIVAL 3色 A386.400

El Primeroは1969年以来、ゼニスの偉大な歴史を記してきました。 この輝かしいイベントを祝し、世界最高精度の自動巻クロノグラフは、ホワイト、ローズ、イエローの三色のゴールドに身を包みます。 1／10秒精度の計時を可能とする革新的なメカニズムは、3つの象徴的なカウンターと共にレジェンドとなりました。 毎時36,000の振動数、 一体化させたコラムホイール構造、 ボールベアリングで組み付けたセンターローター、 50時間以上のパワーリザーブ（これだけの高振動で実現）などが、半世紀にわたるEl Primeroの優れたパフォーマンスを体現しています。 さらにゼニスはオリジナルモデルの50本限定復刻エディションを発表するにあたり、50年の保証を提供してこのアニバーサリーシリーズの明るい未来と由緒あるステイタスを保証します。

時計のムーブメントを構成するごく小さな部品のひとつから、すべて自社内で一貫生産する「マニュファクチュール」。それを実現、実行できるブランドはごくわずかで、ラグジュアリーウォッチ界でも特別な存在です。1860年、現在も本社を構えるスイスのル・ロックルで創業した「ゼニス」は、マニュファクチュールのなかでも高い技術力、そして信念を貫くウォッチメイキングでひと際高いステイタスを誇っています。

ジェンダーの垣根を取り払ったユニセックスなモデルも増えてきているラグジュアリーウォッチ界ですが、「ゼニス」はいち早くこの潮流を捉え、企業として正式に、今後は「メンズ」・「レディス」といったカテゴライズはしないとアナウンスしています。とはいえ、この新サイズ、そして初めてパステルカラーを採用した文字盤など、今回発表された“デファイ スカイライン”は女性ユーザーを大いに意識したモデルということは明確。

常に女性をエンパワーメントし続けてきた「ゼニス」は、こうして、しなやかな強さとエレガンスを秘めた女性像を体現するようなウォッチメイキングも継続していくに違いありません。